TSUTSURUIT 2  realize your dreams -4ページ目

卒業論文PART 2.

卒業論文というのは思った以上に

勉強しないといけないモノで


あれから僕は

北田暁大先生の


『広告の誕生』

『広告都市・東京』

を熟読しつつ地道に勉強している。


同じく北田先生の

『わらう日本のナショナリズム』も現在の日本の

メディアを痛快に論じていて読んでいて飽きないし

物凄く面白い本であると僕は思う。


あるある大辞典は実はやらせだったという事実や

不二家の不祥事など企業を叩けば何かしら埃の一つや二つ出るといった

モラルが低下した世の中になっている。


胡散臭いなと一瞬たりとも思ったら

まずは自分で色々調べてみる事が大事であると僕は思う。


そうしないと、TVでやったこと=全部正しい!という安直な構図になってしまい

今回の納豆事件にも見られる様に


簡単に納豆買わなきゃ!という消費行動を誘引してしまいかねない。


みのもんたが油揚げが体に効くよ!と言ったら

おばちゃんは絶対油揚げ買うわけだし


ピーマンが効くらしい!と言えばピーマン買うわけだし


今の時代、インターネットの伸び率が向上しているとはいえ


やっぱり

みのさんは一番凄い広告メディアだと僕は思う。







2006年の昨年。テストが終わってから 

怒涛の様な就職活動に突入していた僕であるが

負けた数は人知れず

毎回毎回

惨敗の連続であった。


人間不思議なモノで負けつづけると

負け癖がついてしまう。

けれど、負けるが勝ちとはよく

言ったもので、世の中勝てばいいという

ものではなく、

いかにしてその痛い時期を楽しく過ごすかと

いう一点のみを考えていた。


あんまりごめんなさいメールや封書で

この度はというくだりの封書が来るものなので

それを大事にファイリングしていた時期も

あった。


あれから一年以上。


今度は入社かよ!?と

自分自身に突っ込みを入れたくなる。


3勝97敗も一重に出来たものではなく

とてつもなく毎日セミナーやESを書いていたと思う。


渾身の気持ちで書いたラブレター(ここではESと読む)

も無残に桜と共に散っていったのである。


寮の先輩や大学のサークルの先輩などが

華々しく就職を決め(しかも複数!)

桜の咲くころには内定が一杯取れるものと信じていた

(正確に言うと信じたかったのである)

が、完全に甘かった。



就職バブル。




それは完全に幻であった。


幻と言うか就職サイトが仕掛けた罠であるとさえ

思った。



景気は回復していないし

景気が回復した気も当時はなかった。(今もだが)



コネなし、金なし、内定なし。

おまけに単位なし。本当になんにもないのだ。


ただあるのは自信過剰なくらいの鼻息と

無造作に送られてくるリクルーティングメール

ぐらいである。



完全に路頭に迷っていた3月、4月、5月。

一筋の光明さえ見えないまま

汗だくで走っていたのである。



内定というものが、

話術やテクニックを付けたものから

受かっていくんだよ。


そう、地方新聞社に内定した寮の先輩は

豪語していた。


その先輩もW大学を卒業して

いってしまったため

すがる人もおらず


そこからまた突っ走らないといけない

時期になった。


OB訪問を繰り返し

想像以上に苦戦していた。


3月28日の選考状況。
某U線 最終面接
人材コンサルティング会社5次
ベンチャー企業 2次
人材コンサルティング3次
生命リク2次
煙草メーカー3次
S国銀行 人事面談
新聞系広告 ES通過
N證券  ES通過
M不動産 ES通過


4月6日の選考状況


大阪系広告⇒通過⇒次面接
新聞系広告⇒通過 面接
M物産⇒筆記でやられる
商社S日⇒同じく
人材⇒6次面接通過
外資コンサルA⇒ES通過⇒WEB
R⇒今度筆記試験
外資広告B⇒結果待ち
外資広告I⇒書類通過待ち
鉄道系広告⇒書類通過待ち
レコード会社S⇒これから
外資コンサルB⇒筆記
印刷会社T⇒書類待ち
衛星放送会社⇒これから
S生命⇒2次リクルーター×
T京海上⇒途中で辞める
M紅⇒これから
制作会社A⇒セミナー参加
制作会社T⇒ES連絡待ち
不動産系広告⇒ES待ち
出版系広告⇒ES待ち


今見ても、タイトに詰めていたなと思うし

わざわざ大阪まで最終面接を受けに行って

『この度は弊社までお越しいただき~まことに残念で』

このくだりの文にパソコンの前でうなだれた事を覚えている。


簡単に内定を取れなかったから見えてきたものもある。

負け組みの気持ち(冴えないと世間で言われている人の気持ち)

や冷遇されている人の気持ち等も痛いほど分かった。


簡単にノリなんかじゃいくもんじゃないし

たとえのノリで受かったとしても

ハッピーじゃなかったと思う。


発展途上の僕であるが

これからも負け組みの気持ちを大事にしていきたいと

改めて思う。



負け組み万歳!!



レミオロメンの粉雪が冬の就職活動には染みたなぁ。

http://www.youtube.com/watch?v=rH1X2B64bZE&mode=related&search =



卒業論文。

で北田暁大という人の書いた学問書や文献は

広告を研究するあたっては外せないらしい。


ゼミの先生からこの本を読んで論述せよという

アドバイスをして頂いたので


自分の不勉強さ(4年間ろくに勉強したことがない事を非常に恥かしく思った)

その北田先生の書いた本を現在読んでいる。


そこで使われている語彙が難しく、ヒーヒー言いながら

勉強することになった。

第一、そこで書かれている語彙の意味がさっぱり分らないのだ。


シニシズムとかだ。普通こんな言葉は生活の中でなかなか使わない。

(冷笑主義、物事を冷笑する様)ことらしい。


ウィキぺディアで調べたりしながらではないとなかなか読みきれない

感じになっている。


わらう日本のナショナリズムという本が良いと文学部の友人Sから

紹介を受け読んでみたらやっぱりこの人の書いた本は

サブカルチックだから面白い。





テスト期間に思うこと。

大学の授業が終わりに近づく。

社会人へ一歩ずつ近づいているのだろうか?


サラリーマンになりたい学生。

学生に戻りたいサラリーマン。


最初に大学に入学した時は

大学とは4年間夏休みみたいなものだと

思っていたがドイツ語のテストを落とし

簿記論で3/100点を叩き出してから


『やらなくては!!』

と思ったのを覚えている。


大学時代を振り返る暇も無いほど

就職活動の荒波に飲まれていた。


僕が卒業して配属が決まって

桜が満開の頃には

『なごり雪』を聞きながら

東京駅の新幹線に乗っていることでしょう。


http://www.youtube.com/watch?v=1kNeMO7L-jw

品格。

      『ハケンの品格。』

こっちの方がなんだか品格があると思う。




朝5時半。


エントリーシートという物凄いやっかいな怪物に立ち向かう

わけですが


なかなか上手い具合に行かないのが現状です。


ここはこういう言い回しにしようとか、ここはこういうティストにしようとか

何回考えても堂堂巡りしてしまうことが多々あります。


文章を速く読むとか、暗記する事なんかは小さい頃からやっているわけで

そこそこ出来るんですが


文章を作って(しかも自分らしく面白おかしく書くなんてそんなこと

中学校、高校の先生は教えてくれなかった!わけですよ)

自分はこういう人間です。ハイ!買ってください!というのが

現在の日本の就職スタイルなのです。


本当におもろい学生がESや筆記で落ちている現状が

あってあるテレビ局はエントリーの後に面接をするところもありました(昨年)


学生の

潜在能力を文字で測るというのは凄く合理的な

やり方だと思う。


その反面

サクッと落ちるので

無茶苦茶くやしいです。


一ヶ月や二ヶ月のテクニックとかではなかなか通用しないというのが

現状で、そこの部分は企業へのOB訪問や内定者をつかまえて

聞くのが一番の近道だと昨年の僕は思っていました。


なので、人から白い目で見られようが

毎日スーツで大学に登校していましたし

電話の受付のおねいさんからウザがられながら

OB訪問の電話を毎日かけていたのです。






本格化。

してきました08年度新卒。


先日、僕の同期で就留している友人宅で朝まで某社の

ESを詰めていました。


なんで締め切りがそんなに早いんだよ!と

突っ込みを入れたくなるほど今年は昨年に比べて

無茶苦茶早いです。


聞く話だと、人材が異様に早いと。


5角形の自己分析となぜその業種なのか?という

点についてずっとESを書いていました。


大体のESが志望動機、自己PR、自分を表現してください(空欄を使って)

みたいな3本立てです。



業種もいっぱいあるけど

なんでその業種なの?

という事を僕が聞いていきます。


そして

コタツの近くにあったホワイトボードにどんどんそれを書いていきます。


07年度新卒で相当苦戦したので

僕は、それまでに苦労したデータをyahooメールの中に

入れていましたが(先日吹っ飛んだ)ので

実物しかないわけです。

それを持ってきて、一生懸命僕も考えました。


途中で疲れて風呂に入りました。

集中力が切れてノンフィクションの小説を読み始めました。


その同期とは会社のアルバイトでも一緒だったのですが

働いている途中に、二人が一緒の時間帯に居ると

ふざけ合ってしまうので『仕事にならない』という

のが僕の見解でした。


結局、一緒になるとふざけ始めるので仕事が出来ない。

というのが共通見解でした。


その通りで、ESを書いている途中もなかなか集中できずじまいで

別の話題で盛り上がります。


ESも

早朝6時まで粘りましたが

半ばで終了してしまいました。







残業と書いて会社への忠誠心と読む。

残業というモノがアルバイトであったとしたら

非常に嫌ですね。

僕は以前バイトをしていましたが

夜10時以降もずっとオフィスの中で雑務をしていました。


会社に居る事が、忠誠心の現れだと思う人が多分多くて

定時になっても帰宅する人がいなかったのです。


中谷彰宏さんの本の中に

『大学時代はバイトをするな。会社に入ったら嫌でも働ける。』

という言葉がありました。


その通りだと僕も思っていて

会社に入れば毎日働けるわけです。


ホワイトカラーエグゼンプションってのは

軽い嫌がらせみたいなモノに僕には映ってしまうのです。


以前だと


上司:『遅くまでがんばっているな!いい傾向だ!』

部下:『はいっ!明日までに重要な書類上がらないと駄目だと思うので。』

上司:『残業代青天井だ!こりゃ銀座で飲むしかないな。』

部下:『がんばります!』


これが、、、、

ホワイトカラーなんちゃらで、


上司:『遅くまで頑張っているな!でも残業代出ないぞ!飲み代はおごるがな!』

部下:『はい。(弱げに)明日までに重要な書類が仕上がらないと、、、、』

上司:『そうか、けど定時を過ぎても本当に残業代出ないぞ。』

部下:『けど、やるしかないんです。(泣)』


という具合にトーンダウンしてしまうと思います。


こんな事態が日本の各企業で垣間見られるとしたら

寂しさが込み上げてきます。


IBMは自分の家で仕事をしてもいいみたいな事を

言っていて驚きました。

しかも年俸制で、福利厚生はその中に込み込みで入れているんだから

あんまり文句を言うなよと言わんばかりに

初年度の平均賃金は割高の様です。


会社への忠誠心は程ほどにした方がいいのでしょうか?


僕の場合、

そううまい具合にはいきそうもありません。





エグゼンプション。

H社が出した地ブランドという本を熟読して

地方は凄くいい!という結論に達しそうな僕なのですが


一つの懐疑心もあるわけです。


ちょっと前まで地方はブームが加熱していた。

香川県の讃岐うどん。とか地ブランドと称される名物などなど。


本当に今の日本は地方を向いているのか?

否。違うのではないかと。



株価が1万7千円を回復し

日本はいざなぎ景気を超えたと騒いでいる。


ホワイトカラーエグゼンプションという言葉

が今、マスコミで取り挙げられているが

ご存知の通り、このホワイトカラーエグゼンプションは

簡単に言うと、残業代カット!という事です。

今まで1000万貰っていた人がいきなし

残業代をカットされると物凄い痛手を負うこと必須でございます。


フレックス制度とか、裁量制度なんかが設けられているにも

関わらず、また別の仕組みを作って、、、、なんて

ことをしていたら、本当に働き手にとっては痛手であると思う。


しかも、こんなことが地方の会社で行われたら

もっと痛いです。


なんせ、地方は物価は低いものの

残業カットというシステムが(多分会社によりけりだと思うけど)

新聞社とか放送局とかで働いている人が

残業代ゼロなんて事態になったらとんでもないことだと思う。


どうなるんでしょうか?

アィデンティー。というモノ。

取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂まではという

言葉が就職活動においてキーポイントになりました。


これは、自分が昨年の就職活動中もときどき見て元気を貰っていたもので、

鬼十則の中でも一番好きなものです。


就職活動中にこの言葉を知り何度もやる気を出さしてくれました。

やる気を出すというか、自分の中で何度も言い聞かせていました。


例えば、OB訪問でOBに電話をかけても仕事が忙しく全く繋がらなかったりしました。

だいたい、一度『折り返します』と言われてもたいがい

折り返してくれないケースが圧倒的に多いのですから。

そして、運よく折り返して貰っても

電話を取ることが出来ず、授業中とかテスト中とかになると

最悪な感じになってしまいます。



そこで、昼の12時にかけてダメだったとしても夕方にもう一度かけて、

会議中だったら再度また次の日に電話をするみたいな感じでコマメに電話をかけていきます。



最初は、全くOBがつかまらず就職活動の厳しさを思い知りました。


しかし、諦めず電話や志望動機付きのメールを送ったりしてOBに徹底的にアプローチをしました。

そういった形で就職活動において様々な会社にOB訪問をする事が出来きました。


一回断られても、諦めたら終わりだと自分に言い聞かせていました。

一回目ダメでも二回目、三回目はイケるかもしれない!みたいな感じでやっていた事を覚えています。


多分、『諦めない!』と自分の中で思っていてもそれを体現できるのはなかなか厳しいのです。


心の奥底に『負けるんじゃないか!?』とか

就職活動があんまり厳しいものだからいっそ企業にぶつかって華々しく散りたい!と

思う人も多いことでしょう。


自分が打ちのめされた時

突き動かすモノは何なのか?

自分を動かすエンジンは何なのか?


それを探すことは容易ではありません。


ぶっこむ事は非常に難しい事です。


ですが、がんばって失敗したときは辛いですが

なんか達成感が込み上げてくると思います。

失敗したときも気持ちが良いと感じるように

なればしめたものです。