寮生活の思い出。 | TSUTSURUIT 2  realize your dreams

寮生活の思い出。

卒業まで残り17日になり 部屋の掃除を始めました。


なんだか、4年間寮生活だったため 寮に対する思い入れが自分の根底の 中にある。


高校から寮生活だったことを 考えると、 計7年間寮生活ということになる。


きったない部屋をこうして掃除をしていると 様々な思い出がよみがえって来る。


一年生の頃、 寮を見学する時は この寮に4年間いるとは思わなかったし、

4年生が物凄く怖く見えてしかたがなかった。 寮では色々なドラマがあった。


男臭い寮で4年間過ごしたことで

(意外と中はさっぱりした人間関係だったりする)

学んだ事は沢山ある。


ホームシックになり、 寮の先輩の部屋に毎晩の様に 行った。

(正直ウザかっただろうけど 受け入れてくれた。)



腐れ縁の悪友である文学部S君と

一年の初夏 井の頭公園で『俺は教師になるんだ!』と 熱く語ったこと。


簿記の勉強がさっぱり分らず 朝までK大の先輩の部屋で教えてもらったこと。


寮の同期とけんかをしたこと。


親に手紙を書いたこと。


一年の一番最初一発芸が出来ず、 たじろいでいたら、先輩から激怒されたこと。


早朝5時の雪の中、吉祥寺駅のラーメン屋まで 酔ったM大の先輩とラーメンを食いに行った事。


公園で野球をしたこと。


肩を組んでもらい 酔った僕を寮まで運んでくれた T大の先輩。


数え切れない程の 思い出がある。


学校に行かず、

寮で好きな本を1日中読んで 考え事をしたり

近くの映画館に行ったり 下北に行ったりと

一年、二年は本当にフラフラしていた。



フラフラすることが 半ばライフワークみたいな感じになっていた。


特技は『フラフラすること』 だと僕は思う。


就職活動で 『あなたの軸は何ですか?』

と聞かれるけれど 軸なんてないというのが本音だ。


軸をもってなきゃいけない みたいな風潮があって

フラフラしちゃいけないみたいな 空気が就職活動の面接の中ではあった。


話が前後するが、

高校3年間ずっとバレーをやってきて 大学は目標を完全に見失っていたと思う。



中途半端にはやりたくない。 という思いがどこかにあったのだろう。


だったら全く別のことにチャレンジしてみたい!と 思い始めたのであった。


しかし、一年の最初の頃はサークルになかなか 入っても斜に構えていたと思う。



組織にいる事は言い換えれば

ルールに従っていればいいので

ある意味とても楽なことだと思う。



大学4年間は 自分の思った通りに動きたい。

と思い、比較的一人で色々な所に 行ったりしていたと思う。


けれど、どう動いて良いのか分らず

(就職活動もそうだけれど) 苦労したのも事実だ。


フラフラと映画を観て、下北をうろうろして

寮に帰ってテレビを見て

昼過ぎまでずっとテレビを見て、

飯を食ってまた寝るという 駄目大学生に成り下がっていた。


けれど、 その時間は後から

考えてみれば とても貴重な時間だったと思う。


大学四年間は本当に

人生の中で長い夏休み期間だと 思う。


別にこれをしなきゃいけないっていうわけでもないし

大学4年間は本当に自由に使ってもいい時間なのだ。


夢を無理やり作ろうとする必要性も ないと思う。


就職活動で言うと 将来のビジョンが

全くないまま 特定の業界に絞込み傾倒し、

『夢』=会社に入ることだという ことだけだったら

正直厳しいと思ったし あえなく失敗するというケースは

自分は身を以って感じたことだ。


ノリでは仕事は出来ない そう思った。


ただ、

僕の心のエンジンを揺さぶってくれた

様々な業界(金融生保・メーカー某J○のインタンの時・広告)

の先輩方には心底感謝している。


『自分の夢』が何なのか?

20代前半で全くどうやって

その夢に 向かって進めばいいか分らないし、

方法も検討がつかないけれど

ずっと『自分の根底にある野心』 を持ちつづけて、がむしゃらにいきたいと思う。